犬も汗をかいているのをご存知でしたか？皮膚を常に清潔にしておくことが、とても大切なのです。
汗腺には、エクリン腺（小汗腺）とアポクリン腺（大汗腺）の2種類があって、人間には特定の部分にしか存在しないアポクリン腺が、犬の場合には全身に存在してしっかりと機能しています。皮膚を守る大切な皮脂膜も長期間放置しておくと中性～アルカリ性へと変化してしまい、常在菌の働きを抑えることが出来なくなり、皮膚トラブルの原因ともなってしまうのです。ですから、いつもお肌を清潔にして、常に新鮮な弱酸性の皮脂膜で覆われているようにお手入れをしてあげる必要があるのです。

健康で美しい被毛を保つには、定期的なお手入れがとても大切です。
被毛の主成分はタンパク質で、そのアミノ酸の構成比率から弱酸性（pH4.5～5.5）の時に引き締まったツヤのある状態を維持しています。そのため、中性やアルカリ性のシャンプーなどを使うとタンパク質が壊され流出してパサツキや、ツヤ・ハリ・コシがなくなるなどのトラブルの原因になります。定期的なケアをしてあげることが大変重要になります。